モブキャラクターや背景人物など、個別の人格や名前を持たないいわゆる「NPC」的存在との性的行為を描いた表現である。

二次元コンテンツにおいて、相手が没個性なモブキャラや群衆であることに重心が置かれる。主人公や特定キャラクターが、人格の薄い不特定多数と関係を持つシチュエーションが典型的であり、相手の顔が描かれなかったりモブ顔で統一されたりすることが多い。「誰でもいい」という状況的な強調や、没入感・匿名性が演出の核となる場合がほとんどである。行為そのものよりも「相手が何者でもある」という状況設定に主眼が置かれる点が特徴的といえる。

複数プレイ/乱交とは相手の人数が多いという点で重なるが、NPC姦では相手の没個性さや匿名性こそが主眼であり、相手の個性や関係性は重視されない点が異なる。陵辱では被害者側の感情・羞恥が強調されることが多いが、NPC姦はむしろ「相手側」の没個性さに焦点が当たる。

特定の関係性や感情を排した匿名の状況が、ある種の解放感や非現実感を生み出すとされており、それが独自の需要を形成している。