触手は、軟体生物・植物・魔法生物・機械などが持つ複数の腕状器官を性的な接触や侵入に用いる描写を指すカテゴリである。触手はあくまで相手(主に女性キャラクター)に働きかける「相手属性」として扱われ、拘束表現とは概念的に独立している。

二次元コンテンツにおいては、触手を持つ存在(モンスター・魔物・植物・機械など)が複数の触手で相手の全身を同時に刺激する描写が典型とされる。触手の特性上、通常の性行為では不可能な多点同時刺激・体腔への侵入・包み込み・締め付けといった物理的に特殊な表現が可能であり、これが本カテゴリ固有の描写的優位性をなしている。快楽堕ち・苗床・産卵といった概念と結びつくことも多く、異種姦の文脈で語られる場合もある。相手キャラクターが圧倒的な刺激に抗えない状況描写が中心的なシチュエーションとなる。

拘束(ロープ・手錠等による自由の制限)とは区別される。触手はそれ自体が能動的に動き感覚を与える行為の主体であり、単なる束縛具として機能するわけではない点が本質的な相違である。

異種・異形との接触という根源的な非日常性と、全身同時刺激という物理的超越性への想像力が、このカテゴリへの支持の根幹にあるとされる。