苗床とは、キャラクターの身体が異種族・異形の生命体の卵や幼体を宿すための「容器」として扱われる性癖コンセプトであり、主に異種姦や触手系コンテンツと強く結びついている。

二次元作品における苗床シナリオでは、触手や異形生物、インセクト系モンスター等がキャラクターの体内に卵や幼体を産み付ける描写が中心となる。行為の過程でキャラクターが生物学的な「器」へと変容していく過程、体内での孵化や成長を示す断面図表現、産卵シーンへの展開が典型的な構成要素である。人間同士の孕ませとは異なり、人外存在との生物的交配という特殊性が強調される。

「孕ませ」は人間または人に近い存在による妊娠を指すことが多いのに対し、「苗床」は異種・異形による産卵・着床といった非人間的なプロセスに特化している。「産卵」が行為そのものを指すのに対し、苗床はその役割・状態を指す概念である。

キャラクターが自律性を失い生物的機能に収斂していく過程の非日常性と、異種交配というタブー性が独特のカテゴリとして確立している。