拘束とは、キャラクターの身体的自由を制限した状態での性的な表現を指す総称的な概念である。ロープ、鎖、手錠、帯など多様な手段によって腕や脚、全身の動きを封じることで、受け手の無力感と与え手の優位性を際立たせる。

二次元コンテンツにおいては、拘束は単独の表現要素としてではなく、調教・SM・陵辱など様々なシナリオの補助要素として広く用いられる。身体を動かせないゆえに快楽への反応が顕著になる描写や、拘束されることへの羞恥心や抵抗の表現が作品の見せ場として機能する。拘束の緩さや厳しさを調整することでキャラクター間の関係性の段階を表現する手法も一般的であり、軽い手首縛りから四肢完全固定まで幅広いバリエーションが存在する。縄や布など素材の質感を丁寧に描き込む表現にも人気がある。

緊縛が縄を用いた技法的・美術的側面を重視するのに対し、拘束はより広い手段・目的を含む上位概念として位置づけられる。ボンデージがファッション・道具の様式美を重視するのとも異なり、拘束は状態そのものに焦点を当てた概念である。

自由を奪われた状態での反応の豊かさと、支配・従属関係を視覚的に明示できる表現力の高さが、このジャンルが広く好まれる理由とされる。