催眠とは、催眠術や特殊な能力・道具などによってキャラクターの意識・意思が改変・操作され、通常では行わないような性的行為や服従が引き起こされるシチュエーションを描く性癖を指す。

二次元コンテンツにおいては、声や音楽・光・特定の言葉などをトリガーとして相手を催眠状態に誘導し、性的な行為を行わせるという展開が典型である。被催眠者は表情が虚ろになる、目がとろんとするなどの視覚的変化として表現されることが多く、素の人格との乖離が演出の肝となる。「本来の意志ではない」という建前のもとで行為が進行するため、普段は高潔・清廉なキャラクターが乱れる様子を描くことへの免罪符的な役割を果たす場合もある。また、催眠が解けた後に記憶が残るか否か、あるいは徐々に本来の人格が侵食されていくかなど、心理変化を巡る展開も好まれる。

洗脳が価値観や人格そのものを書き換える恒久的な変化を指すのに対し、催眠は一時的ないし条件付きの意識操作として描かれることが多い。常識改変が世界観のルール自体を変えるのに対し、催眠はあくまで個人の意識に直接作用する点で区別される。

催眠が広く好まれる理由のひとつは、キャラクターの「もう一つの側面」を引き出す装置として機能し、通常の展開では見られない表情や行動を楽しめる点にある。